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アモードミオ音楽教室の常盤です♪
ここでは「DTM(打ち込み制作)について」をご紹介したいと思います☺️
DTMとは、ディスクトップミュージック(Disktop Music)の略で、パソコンで作曲・編集・演奏・収録、そして配信までできる音楽活動の総称のことを言います。マウスで音符をポチポチとつけて打つように組み立てていく様子から、”打ち込み”とも言われます。
大物アーティストさん達もこの打ち込みで作られた曲でメジャー活動が主流になっている今、打ち込み制作抜きで音楽活動をすることが不便と言われるようになってきました。
アモードミオでは、その打ち込み制作を初心者の方でも充実したサポートを受けながら気軽に安心して学び・上達していくことができます。
それでは、DTM(打ち込み制作)について以下の3つのPointを押さえて説明していきたいと思います。
「DTM」を理解する 3 Point!
この3 Pointをご紹介いたします。
それでは、早速Point1から見ていきましょう♪
①DTMはこんな曲達が作れる
まず、DTMを知る上で、どんな曲がDTMによって作られたのかを知る方がイメージがつきやすいと思います。
実は、最近の楽曲達では端末で再生できる音楽はほぼ全てという答えになることでしょう。たとえ生演奏(実際に楽器を弾いて演奏している)の曲でも、作曲やレコーディング・ミキシングやマスタリング(音楽をPCなどで聴けるようにデータ化する工程)ではDTMを取り入れていることが多いです。
その中で、打ち込みによって作曲・演奏などを行っている曲を紹介したいと思います。
みなさんがどれだけ身近な音楽制作方法かというのを理解しやすいように、メジャーな楽曲達を紹介していきます。
ボーカロイド
実は、DTMとしての認知ではなくボーカロイドとしての認知としてDTMが注目されたきっかけが「初音ミク」でした。
当時は、音楽を作曲・演奏するという手段でDTMはその業界の方のみが認知する領域で、一般には知られていないマイナーな作曲方法でした。しかし、歴史を辿るとすでにゲーム機がファミコン時代の時からDTMは存在していました。
あの「ピコピコ音」の時代です。
そこから、度重なる進化を遂げて、この曲のような伴奏を演奏することが可能になっただけでなく、ボーカロイドとして声をも奏でることができるようになったのです。
メジャー曲達
EDM、Dance Music、Club Musicなどは、DTMでなければ存在できないジャンルの曲達です。特に今話題のBTSをはじめとするK-POPはDTMだからこそ成し得る演奏方法です。今や世界的にムーブメントを起こしている曲はDTMによって作曲・演奏されている曲達になってきています。
その他に、生演奏をしている楽曲は、作曲段階でDTMで作曲し、それを楽譜へ変換し生楽器を演奏しているパターンも多く見られます。
なぜそうするかというと、DTMで作曲をすることによってPCで大枠のイメージに繋がる演奏が同時に可能になるからです。そのDTM演奏から、生楽器で表情をつけた演奏をすることによって、味のある生演奏に仕上げることができるのです。頭の中のイメージ曲をDTMによって実際に形にしたメモのような役割で使われているイメージでしょうか。
もちろん、DTMの演奏だけでも十分表情はつけることが可能です。
効果音
DTMは、実は楽曲の作曲や演奏だけに限ったものではありません。映画やゲームなどで使われている効果音もDTMで作られているのです。これは、DTMでしかできない音の加工といった面で、とても広く活用されています。音を作り出し、音を加工できるということは、もちろん楽器の音やあなたの声も加工することができるのです。ウエットな感じやさっぱりとした感じ、ボーカルで言えばイケボやギャルっぽい声にももちろん変えることができます。
そう言った面でDTMは、音を使う作品には必要不可欠なものにまでなってきています。
ゲームや映画
上記に紹介した「音楽」「効果音」を全て結集させて作品化したもので多いのがゲームや映画です。ゲームや映画では「伴奏」「効果音」「声」「空間演出」など、DTMが大活躍する要素が盛りだくさんの作品達になります。また、私もこれらの作品に触れるたびにDTMの最先端を駆ける一流のDTMerさん達(DTMを活用する人たち)に「DTMの可能性」と「自分の中の思い込みの限界点」に気付かされ、さらにレベルアップしようと刺激される作品達でもあります。また、演奏自体は生楽器構成されている劇伴楽曲でも、作曲段階ではDTMを使われていることが多いです。
いかがだったでしょうか?
DTMはみなさんの日常にもう溶け込みすぎて、当たり前すぎて気がつかない存在。だけど、ここでDTMを知ったからにはこれから「これもDTMなのかな?」と思いを巡らせることができるのではないでしょうか?
次は、DTMの制作方法についてご紹介します。
②DTMでの音楽制作はこんな感じ
基本積み上げて作曲
DTMの作曲は、演奏する楽器を選んで上の画像のように鍵盤軸に緑の棒を配置していくスタイルになります。緑の棒が楽譜で言う「音符」になります。DTMがこの緑の棒が音符なのです。
そして、鍵盤表記があるからと言って、ピアノやキーボードを必ずしも用意する必要はありません。マウスでポチポチッっと棒を置いてあげるだけでいいのです。棒を置いてDTMソフト(正式にはDAWと呼ぶ)の再生ボタンを押せば、初めにあなたが選んだ楽器で、鍵盤に配置した棒の通りに演奏が始まるのです。
なので、あなたがリアルタイムで演奏する必要はありません。表現技術も緑の棒に付与してあげれば、ビブラートであったり強弱、抑揚などさまざまな表現をすることが可能です。
さらに発展編として、以下のプロの方の製作風景をご紹介。
こんな感じで、DTMでの作曲は行われていきます。
③DTMのメリット・デメリット
メリット
① 演奏の練習がいらない
DTMは、音符をソフトに入力すれば自動演奏してくれます。生楽器だと演奏の練習へ多くの時間を費やしてやっと弾けるようになる。DTMはこの練習時間が必要ありません。また録音や収録などの演奏では、生楽器のようなミスタッチも起こらないため、ミスタッチなどで取り直す事もありません。なので、圧倒的な活動時間の少なさであなたの楽曲作品が作れるのです。忙しくて時間があまりない方、隙間時間でできる趣味を見つけたい方、効率的に音楽活動をしたい方がおすすめです。
②1人で全ての楽器が完結
バンドやオケなど、グループになって完結できるような活動は、まずメンバー集めをしなければいけません。しかし、DTMではその必要はありません。DTMソフトを操作できるあなた1人だけで、全ての楽器を自動演奏することができるのです。なので、メンバーを揃える時間や揃った後の合同練習の時間などは必要ありません。また、あなたがDTMで作曲をする場合、リアルタイムで楽曲の修正・編曲・変更などもでき、そのための時間は音符を入力する時間だけです。
③活動費用が少ない
生楽器だと活動するためには、楽器代、楽器のメンテナンス代、練習のためのスタジオ代、演奏会場費(もしくは演奏会参加費)などなどがかかってきます。活動すればするほど費用がかさむのが特徴です。しかし、DTMではPC代、DTMソフト代、音源代だけです。さらに強いて言うなら電気代ぐらいでしょう。楽曲作品はすでにデータになっているので、SNSに無料で公開できる他、レーベル・コンテストへの応募や楽曲販売はそのデータを送るだけです。活動費や維持費を抑えることができるので、お金をかけたくない人へはおすすめです。
デメリット
①人の演奏を再現できない
DTMは、熟練された演奏者の方の演奏を完全に再現することはできません。人の演奏のような雰囲気・個性・グルーブ感を再現することはできません。ですが、それに限りなく近づけることができますし、DTMでしかできない表現方法もあります。人の演奏とDTMでの演奏は、それぞれの良さがあるので、そのデメリットを克服するために、ボーカルだけは人の声で、この楽器だけは生楽器でと言うように組み合わることもあります。
②しっかりとしたデータ管理が必要
DTM楽曲はデータなので、保存をしなければ製作が進んでいたとしても最後に保存したデータの状態へ戻ってしまいます。どういうことかと言うと、あなたのPCでソフトが突然クラッシュ(動作エラーにより強制終了になる現象)した場合、データの自動保存機能がついていないソフトであれば、当然最終保存以降に積み上げた編集データは失われます。また、バックアップを取っていなかった場合、PCが不具合で再セットアップや壊れてしまった場合などは、データを取り出さないとすべて失われてしまうことになります。なので、データDVDやフラッシュメモリ、クラウドなどに常にバックアップしておく必要があります。私の場合、クラウドに常に保存して、自分所有のPC複数台からネット環境がありさえすればいつどこにいてもリアルタイムでアクセス・編集できるようにしたり、作成が完了したデータはデータDVDへ保存して管理しています。
③交流目的では不向き
趣味友を求めている方へは、DTMは不向きと言えるでしょう。今や趣味で出会いを作るという流れがブームになっています。DTMは1人で全て完結することができ、活動場所も自宅で全て完結できます。生楽器演奏グループのようにみんなで集まりスタジオや演奏会へ参加するなどという機会は少ないでしょう。やりとりも非対面でのオンライン上で全て完結もできてしまいます。その点では、自宅に籠って黙々と打ち込む在宅ホビーと言えるでしょう。出会いを目的としているのであれば、生楽器での演奏の方がいいでしょう。
これ以外にもDTMの深みはたくさんありますが、ここでは大枠となる3 Pointだけご紹介しました♪
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