- 成り立ち -

音楽を作る愉しさを知って欲しい

 

 

 

 

初めまして♪
アモードミオ音楽教室 代表の常盤です😊

ここでは、私がこのDTM音楽教室をつくるきっかけになったことと想いをご紹介したいと思います。

作曲への芽生え、そして小さな挫折


 みなさんは、音楽作りと言ったら何が思い浮かびますか?
机を指で叩いて作曲したり、即興の鼻歌で作曲したり、電車のガタンゴトンで頭の中で作曲したり...
そんな何気ない日常の中でも、作曲をしたことがある人も多いのではないでしょうか?😊

ですが、それを音楽という形に残したりするのは少し難しいと思ったり、恥ずかしいと思うこともあると思います。
私も初めはそうでした。
幼少期の私は、自己満足のために曲を作り、そして何も記録することなく消えて忘れ去られていく曲たち。
そんな日々を過ごしていた小学生時代。
ある時、授業でリコーダーが渡されました。音が鳴るのが楽しくてのめり込みました。
ゲームの曲を吹いてみたり、授業で歌った曲を吹いてみたり、音楽の愉しみを知っていきました。

ピアノを習ってみたい。ある時そう思いました。
学校の音楽室のピアノを授業後触りにいきました。
音楽の先生が1人で書類を書いていましたが、許可を得て触らせてもらうことに。
弾いてみると指が動かない。実は、リズム感がない音痴さんでした。

ピアノを弾いている子に練習時間を聞きました。ものすごく練習しているようで、僕にはそんな練習はできない...
幼少期の小さな夢は、僕の心の中で静かに燻りながら消えていきました。

 

 

きっかけは商業系大学


 私は、中学も高校も手先が不器用で楽器が弾けない少年でしたが、練習しなくても音楽を作れることを大学で知ることになります。
それは、大学から支給されたMacbook Air。
ある時、パソコンを開いてみるとギターのマークのソフトに目が止まります。

「なんだこれは... 曲でも作れるのかな??」

それを開いてみると、鍵盤のような画面が開き、ピアノやギター、シンセサイザーなどが鳴らせるDAWソフト「GarageBand」というソフトでした。

そこから、「楽器が弾けなくても曲が作れる!!」と感動してその日から、大学から帰宅時やバスの中、昼休憩の余った時間などで時間があれば毎日音いじりや作曲の日々が始まったのです。

最初は、全くダメでした。
しっかりとしたリズムで音が鳴らない。小節の役割を無視した作曲。耳コピもリズムの速さもめちゃくちゃな状態で触ることに...
その時は、人に聞かせるのが恥ずかしい。プロアーティストの曲を聞きたくなくなる程悩み苦しみました。
そして、耳コピでは常に原曲とのギャップに苦しめられます。
次第に、音楽活動が嫌になってきました。このままでは、挫折してしまう。

そう思った矢先、転機が現れます。大学の図書館で同じようにパソコンで作曲をしている後輩に出逢います。
その後輩はプロの方にDTMレッスンをしてもらってる後輩でした。楽曲提供歴もありそれにありに、学生でありながら収入を持っている後輩でした。私は、頭を下げて教えてもらいました。家に呼んでお茶を出し、お菓子も渡して教えてもらったのを覚えています。

相手も教えるプロではないので辿々しく教えてくれましたが、教えてもらった甲斐がありました。
曲もしっかりと様になってきて、小節の概念などもしっかりわかるようになりました。
この時初めて独学ではなくレッスンをしっかり教えてもらう必要性を理解したのです。

それ以降、もう曲が作れるのが嬉しくて、友人達に自作CDを手当たり次第配り始めました。たった1曲だけ入ったCD。
もう聞いて欲しくてたまらなく、一人暮らしの大学生生活でカツカツでしたが、CDでどれだけお金がかかっても聴いてもらえることの嬉しさの方が優っていました。もう、恥ずかしいなどという気持ちなど微塵も感じません。聴いてもらえなかった人には携帯で聴かせました。
無我夢中でした。

そんな日々が1年続きました。

 

 

友人の後押しでビジネスに

 ある時、ある友人が「常盤、音楽CD作って売ってみたらいいんじゃない? 売るなら俺も力になるよ!」と言ってくれました。
その友人は、私の音楽サークルの1人目の創立メンバーになりました。
またある友人は、「お前のためなら俺の貯金100万円投資してやるよ!機材なり楽器なり何にでも使えよ!」と言ってくれました。
この友人には、音楽作成用としてアップグレードスペックのiMacを買うために3万円借りました。2ヶ月後には完済しましたが、このiMacは以後8年間に渡る大切なパートナーとなりました。

その後完成した当時の曲が以下の曲たちです。2011年。
この成り立ちを描いているのが2021年なので、10年前の作品です。僕にとっての初めてのCDデビュー作品でした。


こんなレベルの作品で、果たして売れるのだろうか...
買ってくれる人がいるのだろうか... 不安で仕方がありませんでした...

開場当日、僕を応援してくれている3人の友人たちと一緒に会場でブースを広げ、ひたすら立ち止まってくれる人たちを待ちます。そうしたら、5人ほど立ち止まってくれました。

「おぉ、新人さんかー。聴いてみてもいいかい?」

「あぁ!本当ですか! 是非聞いてください!!」

試聴中...


「うん、応援の意味も兼ねて一枚ちょうだい♪」

「ありがとうございます!!」

こんなような出会いがあって、その日は5枚用意して5枚とも売れていきました。この時の感動は今でも忘れられません。

それ以降、何人かのファンが付き、中には私のCDを買うために静岡から泊まりでブースに来てくださった人もいました。
それは本当に嬉しくもあり素晴らしい貴重な体験でした。本当に感謝に耐えないことです。


私の体験は、ここまでとしまして...
以上のように、音楽を作るということは本当に愉しいことであり、あなたが作った作品が人に「欲しい」「応援してる」と言われ買われていく感動はとても嬉しいものです。そして、夢中になったその先にどんな素敵なことが待ち受けているのかは誰も想像がつきません。

私は、今でも音楽を作ってるときに、辛いことがあってもその時の記憶を思い出します。
そして、今の自分の自信にも繋がっている大きな出来事の一つにもなっています。

私は、そのような素敵な経験を受講生の方達にも是非体験していただけれたら嬉しいなと思っています。
もちろん、私のこの体験以上のことを経験できる人もいることでしょう。

そんな想いがきっかけで、この教室は生まれました。

この教室にかける想い、実現したい願い

 初めはこの教室も私1人で、名前も決めていない無名の身内だけのレッスンが始まりです。
ですが、私はオーケストラに転身して以来教えれる人は少なくなってしまいました。
オーケストラを作曲したいという人が少ないからです。

これでは、この感動を感じれる人を増やしてあげられないと思い、同じ志の講師たちと出逢い、この「アモードミオ音楽教室」という名前の元、開くことになりました。


 音楽は、本人が思っている以上に勇気と力を与えてくれます。それも、作曲や作詞をすることで、あなた自身の自己表現ができる。そして、その音楽や詩に心惹かれる人がいて、励まされる人がいて、感動する人がいる。この喜びと感動は、紛れもなくあなたに「あなたらしくいることへの勇気」と、音楽を作ることでぶつかる壁をなんども乗り越えることでの「あなたが困難を乗り越える勇気」を与えてくれるでしょう。私も何度も壁を乗り越えてきました。今ではその経験が、どんなに荒波に揉まれても、「自分が自分でいること」と「流されない自分」、そして「自分なら困難を絶対乗り越えられる」という確信になっていると感じます。

 私たちは、ただ音楽を教えているだけでなく、そういう経験も皆さんには自分の足で体験していってほしい。そのはじめの一歩を整えてあげる。そう考えています。

 どうか皆様も、このような素晴らしい体験ができるように、そして私たちがそのような体験ができるようにお手伝いをさせていただければと思います。もし、パソコンで音楽を作ってみたい、Youtubeなどで公開していきたい、CDやネット配信ストアなどに配信していきたいなどある方でしたら、是非当教室をお役立てください。
講師一同、あなたの素敵なDTM Lifeを応援すべく、精一杯お力にならせていただきます。


アモードミオ音楽教室 代表 常盤博之
2021.11.20